発車オーライっ!

PicsPlay_1434785572695.jpg PicsPlay_1434785621614.jpg PicsPlay_1434785675287.jpg PicsPlay_1434785734839.jpg PicsPlay_1434785784919.jpg

6月18日、三陸鉄道南リアス線の1日車掌体験をして参りました。

三陸鉄道さんのご協力を頂いて、数ヶ月前から準備していましたが、日が迫るに連れドキドキばくばく。

前日は深夜になっても目がパッチリ!
まるで軒下にてるてる坊主をぶら下げて枕元にリュックを置いた小学生……、羊を数えてもウサギを数えてもちっとも眠れませんでした。



三陸鉄道さんからは余裕を持った前日入りのタイムテーブルをご提案頂いたのですが、スケジュールが合わず、日帰りの強行突っ走りプランでお願いしちゃったのがプレッシャーになって、
『寝なきゃ…寝なきゃ…』と思うほど目が冴えてしまい、夜中に時計を見ちゃあ
『じぇじぇじぇっ!』の連発でした。





始発の新幹線で一ノ関へ。

2011年の12月に真弓さんと勝平ちゃんと大槌町にお邪魔して以来の三陸です。
http://www.hiratahiroaki.com/blog/archives/1384



一ノ関からは、JR大船渡線。
電化されていない単線をディーゼル列車で、のんびりと約1時間半掛けて気仙沼に向かいます。

本来、大船渡線は三陸鉄道の起点、盛(さかり)までの路線ですが、震災の影響で三陸沿岸を走る気仙沼↔盛の復旧の目処が立たず不通のまま。
BRT(バス・ラピッド・トランジット、バス高速輸送システム)というバスが代わりに走っています。


車窓に映る向かいの列車の可愛いキャラクターの下に『ドラゴンレール』とありますが、これはBRT区間も含めた大船渡線の路線が竜の形に見えるからなんですって。

BRTは、元々線路だった所をバスが通れる様に舗装して走ったり、町中に来ると、かつて踏切だったであろう所から一般道に入って他の車と一緒に走ったりします。

タイトなスケジュールでのバス移動は道路事情や渋滞などの心配がありましたが、殆どの区間を専用道路を走るので時刻表通りの運行でした。



ドラゴンレールの由来から先にBRTのお話をしてしまいましたが、バスに乗る前、気仙沼駅前で久し振りにホヤぼーや君と再会♪

実は朝からパラパラ降っていた雨が、気仙沼に着いた時点で結構な土砂降り!





ここで大きな心配事がひとつ。


今回の一日体験車掌のお仕事は主に車内アナウンス。
『次は〜◯◯、次は〜◯◯、お出口は右側です。』っていう定番の放送の他に、各駅や土地の歴史や由来、名物などを簡単に紹介する観光案内もします。

因みにドアの開け閉めは運転士さんのお仕事。
切符や料金の回収も運転士さんのお仕事。

基本的にワンマン運転で車掌さんはアテンドに専念します。

三陸鉄道さんには女性のアテンダントが大勢いらして、観光客の多い列車に同乗し、名勝や特産品などをバスガイドさんみたいにアドリブを交えて流暢に解説されています。


今回、その原稿をお借りしてアナウンスさせて頂いたのですが、これがまた結構な分量。
50分弱の運行中、長〜いトンネルの中以外はほぼ喋ってます。

それでも本来のアナウンスより少なめにして頂き、当然アドリブも無し。

駅を出たらすぐご乗車頂いたお客様にお礼と列車の行き先、到着時刻の案内。

次の停車駅と観光案内。

駅が近くなったら到着と降り口の案内。

発着時のホームの安全確認をして、すぐ次の停車駅と観光案内……。


この慌ただしさの中で、ぶっつけ本番の1日車掌にアドリブをぶち込む余裕なんてある訳がない。

ただひたすらにキッカケの地点を通過したら本物の車掌さんに合図を頂き、原稿を読むのが精一杯な訳です。



乗車三時間前の気仙沼は土砂降り……


このまま雨が続くと、『ただ今進行方向右側前方、山の頂上に釜石大観音様が見えて参り…………見えて…………見え…………じぇじぇじぇっ!』
てな事になりかねません。

もちろん観音様以外にも景色を解説するコメントが沢山あります。


これ以上雨足が強くなったらどうしましょ…



いま出来る事は……



取り敢えずホヤぼーやと写真撮りましょ♪


不安を抱えたまま、それでも初めて乗る列車やバスにやっぱりウキウキしてしまうのでありました。



写真がいっぱいになってしまったので、続きは次のブログにしましょう。




次は〜三陸鉄道の写真〜、三陸鉄道の写真で〜す。



つづく。


Posted at 2015年06月22日 [月] 0:10 | カテゴリー:雑記 |