泣いても笑っても…

 

最後の舞台稽古もただ今終了、
いよいよBチームの初日を迎えました。

短い公演ではありますが、最後までよろしくお願い致します。

遠方からお越しのお客様も多いかと思います。
どうぞ道中お気をつけてお越し下さいませ。

では劇場でお待ちしております。
え?
いつに無く文章が硬いって?
しかも短い?

それはね…
緊張してるからです。

いつにも増してドキドキしてます……。



Posted at 2009年06月19日 [金] 15:56 | カテゴリー:舞台 |

本多劇場の楽屋にて思うこと…

 

配役され台本を受け取り、一読。
ニ読、さらに熟読して、物語の世界観、役の人物像等を掴みます。
家庭菜園で言うなれば、土作りですね。
古い根や株を取り除き、ミミズや堆肥を入れて
寝かせた土を振るいに掛けて鉢に入れます。
    


顔合わせ、読み合わせ。
作家の意図や演出家の方針、
共演者のお芝居と照らし合わせながら、
自分の役の方向性を決めて行きます。
ま、家庭菜園で言うところの種蒔き、苗の植え替えでしょうか。
この鉢には何と何を植えよう、
この苗にはこれを一緒に植えれば相性がいい、虫が付きにくい等、
育ち方や実の付き方を想像しながら植えていきます。
    


本格的な立ち稽古。
活字の羅列でしか無かった戯曲を、血の通った人間達の
喜怒哀楽へと立体化していきます。
この時、イメージしていた素晴らしい演技プランが
机上の空論であった事を嫌っていうほど思い知らされる訳です。
よく考えてみればそんな風に動ける筈も無かった…、
そもそも場面の解釈からしてズレていた…、
この台詞、いっつも噛む…、等など。
根付いたと思った苗が突然枯れたり、
強風に煽られて倒れたり、
緑のチミチミした集団に襲われたり…、
この時期、苗の管理も大変です。
    


何度も稽古を重ね……
これは水やり、
   
話し合いや修正を繰り返し……
これは添え木をしたり万遍なく陽が当たる様に鉢を回す事かな。
    
余計な芝居を排除し、分かり易くシンプルに、
しかし、必要と思えば大胆に芝居を膨らます。
ここで注意すべきは必要な芝居まで削らない事、
訳わかんなくなっちゃいますから。
家庭菜園に例えると、枝の剪定や害虫の駆除ですね。
ここで注意すべきは捕まえて来るのはてんとう虫に限る事、
でんでん虫や子猫を捕まえて来ると
訳わかんなくなっちゃいますから。
    


こうしてようやく芝居にも苗にも小さな蕾が出来る訳です。
    
    


ベランダのミニトマトと青唐辛子、可愛い実を付けました。
収穫が楽しみです♪
    


間もなく初日を迎える今公演、
ご来場頂いた皆さんが味わうのは甘くてジューシーなトマト味か、
はたまた宇宙と交信するほどの激辛か……。
     
     
     


ムフフフ…、オラ知らねぇ〜っと♪
     
     
     


Posted at 2009年06月17日 [水] 12:56 | カテゴリー:舞台 |

さらば稽古場



舞台真ん前、センターに邪魔な柱がある昴の稽古場を離れ、
本物のセットを組んだ快適なスタジオでの稽古もたった三日で終了。
    

いよいよ劇場に入ります!
      
     

最後の稽古という事で自分達の稽古の後、
Aチームの通し稽古を見学しました。
      
     
     

これが面白い……♪
      
      
      

当然セットは同じ、
言うまでも無く台本も同じ、
演出も、衣裳も、効果も基本的に同じ筈なのに、
しかも同じ劇団で何故こうも違う作品に仕上がるのかと
正直びっくりしました。

いやぁ面白いもんですね……♪
    

意識して、
『あっちとは違う事をしてやろう』
と裏のかきあいをした訳ではありません。

確かに稽古時間を分けた為、
他の出演者も相手チームの芝居を見る機会は少なかったですが、
それにしてもチームカラーの違いがこれほどはっきり出るとはっ!
    

ニックさんは演出をする時、
『アッチノチームハコウヤッテマース』(英語で)
みたいな事は一切言いません。

役者個人が考えて来たキャラクターや構成、行動を
可能な限り取り入れようとしてくれます。
押さえておかなければならない作品のツボだけを
しっかり俳優に伝え、そこから先は皆で創っていこう、
という演出が各チームの独自性を拡げていったのでしょうか…。
     

そんな気がします。
     
    

同じ交響曲でも指揮者が変わると全く違う印象を受ける…、
そんな経験ありませんか?
     
     
     

真面目な話を長々しましたが、何が言いたいかというと、
お時間がありましたら是非とも両方観比べて頂きたいのです。

完全2チーム制という企画自体あまりありません。
どっちの方が面白いか、という見方でも構いませんが
(いや正直すっげー怖いから、そういう観られ方)
この機会にひとつの作品を違った味付け、調理法で
楽しんでみては如何でしょうか♪
     
     

もちろん、Aチームのお芝居も
『平田の公式サイトを見た』
と一言添えて16日までにお申し込み下されば
“ささやかプレゼント”
差し上げちゃいます♪
     

ちなみにここだけの話ですが、Aチームの上演日、
20日(土)17時〜
22日(月)19時〜
の会場にご案内係としてロビーのどこかに僕が立っております。
見掛けたらどうぞお気軽にプレッシャーを掛けないで下さいね♪
     
     

事前にご紹介出来ませんでしたが、
読売新聞に同じ役を演じる宮本君と一緒に取材を受けました。
この記事だけでは違いは分かり辛いかも知れませんが、
よかったら見て下さい。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20090610et04.htm
     
     
     
     

こちらはYouTube、
昴の特設サイトでご紹介している予告ムービーを
携帯からでもご覧になれます。

http://m.youtube.com/watch?v=CYnTP3h4SVA&warned=True&client=mv-google&gl=JP&guid=ON&hl=ja

こちらもよろしかったら覗いてみてね♪
     


Posted at 2009年06月14日 [日] 23:57 | カテゴリー:舞台 |

ここだけの話…

ここ最近、にゃんこだ、ドラゴンコスプレだと
大変な事になってますが…、
    

芝居の稽古も山場を迎えております。
    

沢山のチケット御予約、ありがとうございます。
    

ダブルチャンスのお申し込みは8日で締め切りましたが、
シングルチャンス、ささやかなプレゼントは
Bチームの初日の三日前、16日お申し込み分まで承ります。
    

予定が立たないまま締め切りを過ぎてしまったとお嘆きの皆様、
まだまだ大丈夫ですわよ♪
    
    

さて、今回のささやかなプレゼント、2パターンございます。
複数回ご覧になるお客様で同じパターンの
プレゼントを受け取られた方は、
受付にお申し出下されば、もう1パターンとお取り替え致します。
    
    

これ、ここだけの話ね♪
    
    
    

このブログをご覧の方で、すばる倶楽部に
『平田扱い』でご入会された方にお知らせがございます。
    

プレゼント企画発表前にお申し込み頂き、
既にチケットがお手元に届いていらっしゃる方は
当日会員証をご提示下さいませ。
受付にてお渡しします。
    
    
    
    

これもここだけの話ね♪
    
    
    


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Posted at 2009年06月13日 [土] 14:36 | カテゴリー:舞台 |

日本照明家協会協会賞舞台部門特別賞奨励賞

 

これ漢文にあらず。

とてつもなく長い賞を受賞なさった照明家の古宮俊昭さんです。
    


対象作品はなんとっ!
     

『アルジャーノンに花束を』
    


昨年の旅公演、富山県の新川の舞台が審査対象になりました。

古宮さん曰く、
制約の多い旅公演で高い評価を受けるのは珍しい事だそうです。

覚えてますよー、しっかりと。
炎天下、有名な魚津港を散策し、別の意味で蜃気楼を見た事、
烈しい雷と夕立にビビり、埋没林博物館に逃げ込んだ事。

あの日の芝居は…、
確かあの日の芝居はぁ…、
確か迷路ゲームをやって、手術をして、ピアノを弾いて…
    

しっかりと覚えています♪
    


初演から20年近く、大切に上演してきた劇団の看板作品。
今回、照明プランナー個人として受賞した訳ですが、
劇団としても大変誇らしく、
特にアルジャーノンチームのスタッフ、キャストは
皆、自分の事の様に喜んでおります。

この日は古宮さんを囲んでささやかな祝賀会♪
久しぶりにチームアルジャーノンが集結しました。

彼と僕とは同世代。
僕の初舞台が彼も初めての昴の仕事だったそうです。

以来、畑は違いますが同じ芝居の世界でこつこつキャリアを積み、
時には旅先で美味しいラーメン屋を教わり、
また時には旅先のゲーセンでカーレースのバトルに燃え、
ついには賞を戴くほど立派になったなんて、おじさんは嬉しいっ!
    
    


皆にお願いされて、照れ臭そうに賞状を見せてくれました。
もう一枚は二次会場、
『Flowers for Toshiaki』
という訳で、彼の前には薔薇の花束。
写真では分かり辛いかも知れませんが、
ちっちゃなアルジャーノンが花びらから顔を出しています♪
    


燃える古宮さん、現状に満足する男ではありません。
『次は大賞だぜっ!!!』
と意気込んでいます。
    

何の舞台で取るかって?

もちろん
    

『隣で浮気?』です!
    

半ば強制的に言わせた感も無きにしもあらずですが…
しかし、彼はやります!

今度の舞台、照明的にも見逃せない作品です♪
    
    
    
    

ん、ナイス宣伝っ♪
    
    


Posted at 2009年06月8日 [月] 19:02 | カテゴリー:舞台 |