稽古場で思うこと。



どうも僕は他の人より再演物が多い気がします。
今回の『アルジャーノンに花束を』しかり、『宛名のない手紙』、『雲の涯』、次回の詠み芝居しかり…。
いい作品に恵まれて、それが一度きりの上演だと何だか寂しいし、逆に一度きりでよかったぁ〜ってな舞台もあったりなかったり…。
前回の舞台から時間が経って同じ芝居の稽古をする時、懐かしい感覚の中に必ず新しい発見があります。
回数を重ねる事で分かる事、時間が経つ事で気付く事、様々です。
前にはどうしても解らなかった役の気持ちの流れが、「あれっ?」って言うくらい簡単に気付いたり、また分かったつもりでいた事が実は物凄い錯覚だったり。
ひとつの作品に長く携わるのは自分の未熟さを知ると共に僅かな成長も実感出来る貴重な場だと思う今日この頃…。

今回も稽古をしながら、前回からの宿題や新たな発見と日々格闘しております。一度きりの上演では気付く事の出来ない“芝居の深み”と出会える喜びと苦しみに溺れつつ初日に向けて出演者一同、『役者の顔』になっております。

きっとまた新しい『アルジャーノンに花束を』が出来上がるでしょう。

何だか真面目くさい文章になってしまいましたが、何が言いたいかというと、
『観に来てねっ!』
って事です。

以上、回りくどい宣伝でした♪


Posted at 2007年11月7日 [水] 13:46 | カテゴリー:舞台 |