平田広明と583系月光の旅

なぁにぃ〜？やっちまったか！

とある地下鉄の駅。
　
乗り換えのため長いエスカレーターをのんびり下っていたらホームには今まさに扉を閉めようとしている電車の影が…。
『お、間に合いそうだ！』
先を行く何人かが駆け出し、負けじと僕も走りました。
　
良い子のみんなは駆けちゃダメだよー。
　
車掌さんが扉のボタンに手をかけたその脇を擦り抜けなんとか電車の最後尾に滑り込みました。
　
通勤時間帯にしては意外に空いてる車両でね、空席もちらほら…。
せっかくなのでエスカレーターを駆け降りた息を整えようかと空いてる席に座らせて頂きました。
　
ひーひーふー、
ひーひーふー…
すると対面の女性がビックリした目でこっちを睨んでいます。
　
息あがってますが何か？
　
？と思い周りを見て今度はこっちがビックリ！
この車両、み〜んな女性客でしたっ！
　
なぁ〜んか独特の雰囲気、
　

慌ててコソコソと前の車両に移動しましたが、いやぁ恥ずかしかったぁ〜…
一人だけ、気付かずに文庫本を読んでるおじさんが居ました。
　
前の車両に移動した途端こんな車内放送が…
　
『9時半を過ぎましたのでただ今より女性専用車両を解放致します。』
　
　
…あと2分あとだったらこっぱずかしい思いをしなくてすんだのね。
　
文庫本のおじさん、放送に気付いたかしら…。
　

どんなに急いでいても駆け込み乗車はしちゃダメよ！
という教訓話でしたっ！
　
　
　
めでたしめでたし。